『波うららかに、めおと日和』キャスト一覧|芳根京子・本田響矢ほか最新出演者情報

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交際ゼロ日で結婚した二人が、少しずつ「夫婦」になっていく——そんな丁寧な時間の積み重ねを、昭和11年という時代の空気の中で描く『波うららかに、めおと日和』
主演は、芳根京子本田響矢。どちらも「今を生きる」感性と、「昔を生きられる」体温を持った俳優です。
この記事では、この話題作に出演するキャストを一覧でご紹介しながら、それぞれの役どころや魅力にも迫っていきます。
観る前に登場人物を知っておくことで、ドラマの世界にもっと深く入り込めるはずです。

📝 この記事を読むとわかること

  • 『波うららかに、めおと日和』のキャスト一覧と役どころがひと目でわかる
  • 昭和の空気感を演じきる俳優陣の魅力を深掘りしながら紹介している
  • 観る前に知っておくと“感じ方が変わる”キャラクターの背景や人物相関もチェックできる
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『波うららかに、めおと日和』とは?|昭和の空気に包まれた新婚ラブストーリー

舞台は、昭和11年の東京・下町
交際経験ゼロのまま見合い結婚した男女が、ぎこちなくも静かに心を通わせていく——そんな“夫婦のはじまり”を描くドラマです。

なつ美は、親の決めた縁談に従って結婚したひと。
瀧昌は、控えめで穏やかで、でもどこか心に秘密を抱えているような男性。
最初のうちは、互いに距離を取ったまま、同じ屋根の下で“他人のふり”をして暮らしていく。
でもその中に、ほんの小さな優しさや、すれ違いの寂しさが確かに息づいているんです。

このドラマのすごさは、「何も起こらない日々」の中に感情のうねりを描く力
たとえば、一緒に朝ごはんを食べる。布団を干す。お風呂の湯加減を尋ねる。
その何気ない所作が、視聴者の胸をぎゅっと掴んでくるんです。

さらに注目したいのが、“昭和レトロ”を本気で再現した美術と衣装
木造家屋、障子から差し込む自然光、くすんだ色味の襦袢や作業着。
そこにいるだけで、「生きてる時代が違うんだ」と思わせてくれるリアリズムがあります。

だけど、この物語が描いているのは「昔の恋」じゃない。
むしろ、“いま私たちが忘れかけている愛の形”なんじゃないかと思うんです。

恋愛に即効性や効率を求める今の時代だからこそ、ゆっくり育つ愛情言葉よりも気配で伝える優しさの尊さが、ひときわ沁みる。
『波うららかに、めおと日和』は、そんな“静かな感情の物語”です。

『波うららかに、めおと日和』キャスト一覧|芳根京子・本田響矢が夫婦役に

主演キャスト

まず注目したいのが、主人公・江端なつ美を演じる芳根京子
彼女が演じる“なつ美”は、自分の意思を抑えながら、家のために生きてきた女性
それでも、ふとした瞬間に見せる目の輝きに、「ほんとうの彼女」が滲んでいる。芳根さんの繊細な演技が、その奥行きを見事に描き出しています。

そして、なつ美の夫・江端瀧昌を演じるのは、本田響矢
礼儀正しくて、少しおっとりしていて、でもどこか「何かを我慢している」雰囲気がある。
“時代の男らしさ”と“本当の優しさ”の狭間で揺れる人物を、本田さんが等身大で表現しています。

江端家の人々

物語の中で欠かせないのが、瀧昌の実家・江端家の面々。
父親役の前川泰之は、戦前の家父長制度の影を象徴するような存在。言葉が少ないぶん、沈黙の圧が重たい。
そして母親を演じる中島亜梨沙は、家と夫に従いながらも、なつ美に“生き方の選択”を投げかける人物。
昭和という時代の中で、「女が黙っていることが愛情だった」時代背景を、そのまま背負っています。

関谷家の人々

続いて紹介するのは、なつ美の実家・関谷家。この家族がまた、いい意味で賑やかで、ちょっと癖があります。

  • 高橋努:なつ美の父・関谷篤三。昔ながらの頑固親父で、なつ美を「嫁に出した」ことでホッとしている。
  • 紺野まひる:母・さつき。表向きは優しいが、娘に対しては“良妻賢母”の道を自然に押しつける。
  • 森カンナ:姉・はる江。結婚がうまくいっておらず、その反動で妹に口うるさくなっている。
  • 咲妃みゆ:妹・あき奈。時代に反発しながらも、自由を夢見る気持ちが強い。
  • 小川彩(乃木坂46):末妹・ふゆ子。明るく無邪気で、家庭の中に一陣の風を吹き込む存在。

それぞれが違う“女性像”を体現していて、なつ美が「どんな妻・どんな女になるのか」を照らす鏡のようにも感じられます。

町の人々とキーパーソン

ドラマの世界観を奥行きのあるものにしているのが、町で出会う人々の存在です。
彼らは物語の主軸ではないかもしれない。だけど時に、主人公たちに最も深い影響を与える人たちです。

  • 山本舞香:芳森芙美子。なつ美にとっての“憧れ”であり“警告”でもある、凛とした大人の女性。
  • 小関裕太:深見龍之介。モダンボーイ風の青年。なつ美との間に淡い空気が流れる。
  • 小宮璃央:瀬田準太郞。関谷家に出入りする青年で、ふゆ子とのやりとりが微笑ましい。
  • 戸塚純貴:坂井嘉治。江端家の商売を手伝う若者。言葉少なだが誠実。
  • 生瀬勝久:活動弁士。語り部的なポジションで、登場人物の心理を代弁する“声なき語り手”。
  • 和久井映見:柴原郁子。近所の主婦であり、昭和的ご近所文化の象徴として登場。

特に生瀬勝久演じる活動弁士の存在は、このドラマの“語り”の美学を象徴しています。
セリフで語らず、心情を「空気ごと届ける」ような演出は、まさに現代ドラマにない味わいです。

ゲストキャスト

また、各話ごとに登場するゲストキャストも見逃せません。彼らが一時的に現れることで、物語に“異物”としての揺らぎを与えてくれます。

  • 小木茂光:柴原邦光。郁子の夫で、かつての戦争体験が語られる重要な回で登場。
  • 前原滉:テーラークサカベ店主。なつ美と深く関わるエピソードあり。
  • 湯本晴:昭平。ふゆ子の幼なじみ。
  • 坂口千晴:小菊。芸者見習い。
  • 宮下咲:久桃。瀧昌のかつての知人。
  • 田村響華:悦子。あき奈と衝突する若者。

ゲストだからこそ言えること、できること。 それがこのドラマではしっかり“役割”として機能しています。

『波うららかに、めおと日和』出演者一覧から見る、配役の妙

キャスティングでまず驚かされるのは、メインから脇役まで一貫して“昭和の空気”が出せる役者が揃っていること。
これは偶然じゃない。制作陣が、“誰が演じるか”を「表情の密度」で選んだ結果です。

昭和という時代は、語られない感情が多かった
だからこそ、演者に求められるのは「セリフを超えた表現力」。まばたきの間、沈黙の呼吸、目を逸らす動き——すべてが物語になります。

この配役は、それを可能にする人たちばかり。誰が主役でもおかしくない。それが、このドラマの“群像”としての美しさにも繋がっているんです。

まとめ|キャストを知れば『波うららかに、めおと日和』がもっと味わい深くなる

ドラマって、「何を描くか」よりも「誰が演じるか」で空気が変わるものだと思うんです。
そして、『波うららかに、めおと日和』はまさに、“その時代を呼吸できる俳優たち”で作られた物語。

役者の一言が、セリフを超えて心に残る
例えば、「もう、黙っててもいいんだよ」といった一言が、まるで観ている私自身に向けられた言葉のように響く瞬間があるんです。

キャストを知ることは、その人物の背景を知ること。
誰がどんな思いを抱えていて、どんな未来を望んでいるのか。それが見えてくると、同じシーンでも涙の理由が変わるんです。

だからこそ、ドラマを観る前にキャスト一覧を“物語の地図”として持っておくのは、ほんとうにおすすめ。
そして、きっと気づくはず。「あの人のあの表情、あんなに切なかったんだ」と。

この物語は、静かな光で照らされた愛のかたち。
その光が、あなたの今日を少しだけ優しくしてくれますように。

📝 運営者の考察

このドラマを観ていると、「人を好きになるって、時間じゃないんだな」と思わされるんですよね。交際ゼロ日で結婚して、手探りのまま始まる夫婦生活。でもその中にこそ、恋愛の“本質”があったりする。キャスト一人ひとりのまなざしや沈黙の演技に注目して観ると、セリフにない感情が見えてきます。「話さなくても、わかってしまう」って、現代ではむしろ贅沢な関係なのかもしれません。だから私は、誰かと一緒に観て、言葉にしない時間を共有したくなるんです。

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