波うららかに、めおと日和』ロケ地完全ガイド|昭和レトロな撮影場所&聖地巡礼マップ

ドラマ一覧
記事内にアフィリエイト広告が含まれています。

「数えきれないほどの情報があふれる中で、こうして当ブログに訪れてくださったこと、

本当にありがとうございます。あなたの時間に、ほんの少しでも彩りを添えられたなら幸いです。」

それでは、さっそく本題に入っていきましょう。

「昭和って、こんなにも“今”を照らしてくれるんだ」──2025年春、芳根京子さん主演のドラマ『波うららかに、めおと日和』は、そんな気づきをくれた物語です。

舞台は昭和11年。軍服の彼と、突然始まった新婚生活。時代を越えて届くのは、誰かを思い続けることの、静かで確かな温度。そしてその物語を支えているのが、“時代の空気”を映し出すロケ地の力です。

この記事では、『波うららかに、めおと日和』の撮影地を一話ずつ丁寧にたどりながら、ドラマの世界に触れられる“聖地巡礼”の旅をご案内します。あなたの記憶のどこかに似ている風景が、きっとここにあります。

📝 この記事を読むとわかること

  • 『波うららかに、めおと日和』のロケ地や撮影背景を通して、ドラマの世界観をより深く味わえる
  • 実際に訪れることのできるロケ地情報や巡礼に役立つアクセス方法・マナーが分かる
  • 作品に参加するチャンスとしてのエキストラ情報や、ロケ地が持つ物語的意味を理解できる
スポンサーリンク
  1. 『波うららかに、めおと日和』ロケ地とは?昭和レトロな魅力に満ちた世界
  2. 主要ロケ地1|千葉県香取市「リストランテ カーザ・アルベラータ」
    1. 柴原邸の門として登場する歴史的建築
    2. なぜこの場所が選ばれたのか?制作意図を探る
  3. 主要ロケ地2|千葉県香取市佐原の街並み
    1. 「小江戸」の風景がドラマに与えた余白
    2. 過去の名作も生んだロケ地の定番スポット
  4. 主要ロケ地3|千葉県立「房総のむら」
    1. 時代の風が吹く、テーマ型体験博物館
    2. ドラマ内での登場シーンを詳細解説
  5. 主要ロケ地4|旧・昭和電工川崎工場本事務所
    1. 帝国海軍中尉の職場として選ばれた理由
    2. 有形文化財としての保存価値と撮影の親和性
  6. エピソード別ロケ地紹介(第1話〜第6話)
    1. 第2話:真岡鐵道小貝川橋梁、川魚の店など
    2. 第3話:夢時庵、町並み観光中央案内処、モダン亭太陽軒
    3. 第6話:深谷商業高校、神社、初音駅の再会
  7. ロケ地巡礼に出かけよう|アクセス&マナー完全ガイド
    1. 公共交通機関での行き方
    2. ロケ地を訪れる際の注意点
  8. エキストラ情報|実際に参加できるチャンスも
    1. これまでの募集内容と応募方法
    2. 参加者の声から見る、現場の雰囲気
  9. 『波うららかに、めおと日和』ロケ地マップ|旅のしおりに
    1. Googleマップでたどる聖地リスト
    2. ドラマの空気に触れる旅のすすめ
  10. まとめ|“風景が語る物語”に、もう一度会いに行こう

『波うららかに、めおと日和』ロケ地とは?昭和レトロな魅力に満ちた世界

2025年春、芳根京子さん主演のドラマ『波うららかに、めおと日和』が放送されるやいなや、多くの視聴者の心を掴みました。

“突然始まった結婚生活”と“昭和11年の時代背景”という設定が、静かに、でも確かに胸を打つ物語。そして、視覚的にもその物語を支えているのが、選び抜かれたロケ地の存在です。

一見するとただの背景に見える街並みや建物。でも、それは登場人物の感情や関係性を静かに映し出す“鏡”のようなもの。ロケ地を知ることは、物語の余白を読むことでもあるんです。

本記事ではそんなロケ地の魅力を、各話ごとの登場場所や撮影背景とともに丁寧に紐解いていきます。

「あの道、実在するんだ」
「この門をくぐったんだね」
そう思えた瞬間から、あなたの中の物語はまた少し深くなるはず。

さあ、“昭和レトロ”に包まれた『波うららかに、めおと日和』の世界へ、ご案内します。

主要ロケ地1|千葉県香取市「リストランテ カーザ・アルベラータ」

柴原邸の門として登場する歴史的建築

物語の中で、なつ美と瀧昌が暮らし始める柴原邸。その門の撮影地となったのが、千葉県香取市に佇むリストランテ カーザ・アルベラータです。

この門を初めてくぐるとき、彼女の“新しい人生”が始まる。その印象的な瞬間を包み込む場所として、このロケ地はとても象徴的です。

実際は本格イタリアンレストランとして営業されており、もともとは地元の商家の邸宅だった建物を改装したもの。重厚な黒塀と、どこか懐かしい佇まいが、まさに“昭和の上流階級”の空気を醸しています。

リストランテ カーザ・アルベラータは、香取市佐原の中でも特に文化的価値の高い建築のひとつとして知られています。

ドラマのカットでは、瀧昌が門を出て左に歩き出すシーンが印象的に映し出されました。門の存在が「敷居の高さ」や「決意の重み」を代弁しているように感じた方も多いのではないでしょうか。

なぜこの場所が選ばれたのか?制作意図を探る

このロケ地が選ばれた理由のひとつに、昭和初期の空気感を自然光で再現できる建築的魅力があります。

装飾が過剰すぎず、生活の痕跡が自然に残っていること。そして、“閉じた門”という象徴的なモチーフが、物語の節目で力を持つこと。

そうした細やかな美術・演出設計が、視聴者の“気づかないけど感じている”感覚を支えているんです。

画面の奥に置かれた“門”が、視聴者の心の“入り口”にもなっていた。そんな、静かだけど強い存在感を放つロケ地でした。

主要ロケ地2|千葉県香取市佐原の街並み

「小江戸」の風景がドラマに与えた余白

なつ美と瀧昌がすれ違い、歩き出す場面に度々登場するのが、千葉県香取市佐原の街並みです。

「小江戸」とも称されるこのエリアは、江戸の風情を今に残す水郷の町。かつては利根川水運の拠点として栄え、商家や蔵造りの建物が軒を連ねています。

川沿いに連なる木造建築と石畳の道。それが、なつ美たちの日常を優しく包み込むようにして、静かな時の流れを映してくれます。

このロケ地の特徴は、「何も起きていない」シーンでも、視覚だけで“時代”を語ってしまう力を持っているところ。

物語に“余白”を与え、セリフでは語りきれない感情を空気で伝える。そんな静かな演出ができるのは、この町並みだからこそ。

過去の名作も生んだロケ地の定番スポット

佐原の街並みは、今回の『波うららかに、めおと日和』以前にも多くの名作に登場しています。

  • 『366日』(主演:広瀬アリス)
  • 『大河への道』(主演:中井貴一)
  • 『花子とアン』(主演:吉高由里子)
  • 『いだてん~東京オリムピック噺~』(主演:中村勘九郎)

そうした作品と重ねて見てみると、「同じ場所でも、作品ごとにまったく違う表情を見せている」ことに気づきます。

それはつまり、“風景が役を演じている”ということ

香取市佐原の町並みが、今回のドラマで見せてくれたのは、静かな夫婦の時間と、時代に翻弄される切なさその両方を受け止める器のような場所だったのです。

主要ロケ地3|千葉県立「房総のむら」

時代の風が吹く、テーマ型体験博物館

千葉県立「房総のむら」は、昭和11年の舞台背景を本格的に再現するために、物語のメインロケ地として頻繁に登場しています。

ここは単なるオープンセットではなく、江戸から昭和初期にかけての生活文化を体験できるテーマ博物館。街道沿いに連なる商家、農家、武家屋敷が再現されており、訪れるだけで「タイムスリップしたかのような気持ち」になります。

「房総のむら」はこれまでにも『JIN-仁-』や『花子とアン』など、時代ドラマのロケ地として重宝されています。

『波うららかに、めおと日和』では、このエリア全体が昭和11年の町並みをそのまま舞台化していて、細部の生活感や空気の温度まで映像に閉じ込められています。

特に印象的だったのが、なつ美の実家として登場する「武家屋敷」前のシーン。風にそよぐ暖簾や、軒先に干された道具たちが「この家で誰かが暮らしていた記憶」を思わせて、なんとも言えない余韻を残してくれました。

ドラマ内での登場シーンを詳細解説

房総のむらでは、以下のようなシーンが撮影されました。

  • 第2話:掘割に架かる橋で、瀧昌が子どもを抱き上げる
  • 第3話:館山旅館として登場した「総屋」、川魚の店(花屋シーン)
  • 第6話:なつ美の実家前の「武家屋敷」シーン

これらの場面はすべて、房総のむら内にある建築を巧みに活用して演出されています。

また、背景で交差する人々の生活感や、うっすらと煙る光景は、「照明でつくる昭和」ではなく、本当に“そこにある昭和”を映しているようでした。

もし訪れるなら、ぜひゆっくりと時間を取って、“昭和の空気”を深呼吸してみてください

主要ロケ地4|旧・昭和電工川崎工場本事務所

帝国海軍中尉の職場として選ばれた理由

物語の中で、瀧昌が中尉として勤務する帝国海軍の建物。その重厚で荘厳な雰囲気を映像に落とし込むために選ばれたのが、旧・昭和電工川崎工場本事務所です。

昭和6年に建築されたこの建物は、国登録有形文化財にもなっており、外観の凛とした佇まいと、内装の静けさが、軍人という立場に課された静かな緊張感を巧みに表現しています。

大理石調の階段、木目の深いドア、磨かれた床。そのどれもが“言葉にならない重み”を語ってくれる、稀有なロケーションです。

『アメリカに負けなかった男』や『A LIFE~愛しき人~』など、多くの話題作でも使用されている名ロケ地です。

有形文化財としての保存価値と撮影の親和性

この建物が“選ばれる理由”は、保存状態の良さと「時代の肌感」を残していることに尽きます。

現代的なリノベーションが加えられていないからこそ、建築そのものが“時代を背負っている”ように感じられる。それが、観る者の心を揺らすのです。

ドラマの中でこの建物が使われたシーンでは、瀧昌が上官とすれ違う場面や、階段を静かに降りてくるカットが印象的でした。

そのとき、カメラは何も語らずとも、“軍人としての生き方と、夫としての思い”が交差する葛藤を、ロケ地の佇まいに委ねていたように思えます。

この建物はただの背景ではなく、「瀧昌という人物の矛盾」を代弁する語り手だったのかもしれません。

エピソード別ロケ地紹介(第1話〜第6話)

第2話:真岡鐵道小貝川橋梁、川魚の店など

再会までの2カ月が、こんなにも切なく、あたたかく描かれた第2話。その舞台となったロケ地もまた、物語の節目を丁寧に彩っていました

まず注目すべきは、栃木県芳賀郡の「真岡鐵道小貝川橋梁」付近。ここは、なつ美と瀧昌がバス停で再会するシーンで使われたロケ地です。

現役最古のポニーワーレントラス橋梁として知られ、風景そのものが“懐かしさ”を宿す希少なロケ地。橋の上での一瞬の視線の交差が、視聴者の記憶に深く残った場面でもあります。

そしてもうひとつ、なつ美が買い物をする花屋のシーンは、房総のむら内の「川魚の店(かとりや)」で撮影されました。

江戸時代から続く商家を模したこの建物は、うなぎの蒲焼きや小魚の佃煮が並ぶリアルな“生活の香り”を漂わせています。だからこそ、瀧昌の「帰る場所」が少しだけ明確になったと感じたのは私だけではないはずです。

第3話:夢時庵、町並み観光中央案内処、モダン亭太陽軒

第3話では、夫婦として少しずつ“寄り添い方”を覚えていくふたりの姿が描かれました。その歩みを象徴するようなロケ地がいくつも登場します。

まず、「ここの菓子、海軍に卸しているらしいです」のセリフとともに登場するのが、千葉県香取市のレストラン「夢時庵(ムージャン)」

実際には和菓子店ではなく、大正モダンの香り漂う洋館風レストランですが、劇中では重厚な店構えが印象的な老舗和菓子店として映っていました。

さらに、なつ美が写真を眺めていた「桃山寫真館」は、町並み観光中央案内処がロケ地。

ガラス窓越しに時間が止まったような展示室は、なつ美の中で止まっていた過去の感情をそっと照らすような演出でした。

また、仕立て屋「テーラークサカベ」のシーンでは、外観を香取市佐原の町家、内観を埼玉県川越市の「モダン亭太陽軒」で撮影

ステンドグラスの光が室内に落ちる静かなショットが、ふたりの関係の“やわらかな余白”を引き出していました。

第6話:深谷商業高校、神社、初音駅の再会

この回で描かれたのは、“過去と向き合いながら、未来を選ぶふたりの姿”でした。そして、その心の揺れを支えていたのが、情感豊かなロケ地の数々です。

まず、なつ美がかつて通っていた女学校として登場したのが、埼玉県深谷市の「深谷商業高校 二層楼」

大正11年建設の木造2階建てフレンチ・ルネサンス様式の校舎は、国登録有形文化財にも認定されています。その格式ある佇まいが、なつ美の内面の強さとしなやかさを静かに語ってくれます。

続いて登場するのは、瀧宮神社。なつ美が瀧昌を連れて訪れたこの神社では、ふたりの祈りと願いが交錯するような場面が展開されました。

鳥居の先に差し込む光、葉の揺れる音、遠くの鈴の響き。ドラマの音響と編集がこの場所の静けさを最大限に活かして、まるで視聴者自身が参拝しているかのような感覚へと誘ってくれました。

そして極めつけは、ふたりが出会った場所として登場する「初音駅」=小湊鐵道 上総鶴舞駅

この駅は、関東の駅百選に選ばれ、国の登録有形文化財にも認定されたレトロな木造駅舎。過去には『推しの子』や嵐のMVなどにも登場しています。

“あの時の出会いが、いまの私たちをつくった”──そんな気持ちを受け止めてくれる駅、それが上総鶴舞駅です。

ベンチに座っていたふたりの肩がほんの少しだけ近づいたあのカット。時間の流れも、距離も、ふたりの中でそっと埋まっていった瞬間を象徴するロケ地でした。

ロケ地巡礼に出かけよう|アクセス&マナー完全ガイド

公共交通機関での行き方

『波うららかに、めおと日和』のロケ地は、実際に訪れることができる場所ばかりです。

主要なロケ地へのアクセス方法をまとめると、以下のようになります:

  • 房総のむら(千葉県印旛郡):下総松崎駅から徒歩28分。JR成田線「安食駅」からバスも利用可能。
  • 香取市佐原:JR佐原駅南口より徒歩圏内。小江戸の街並みエリアを歩いて巡れます。
  • リストランテ カーザ・アルベラータ:JR佐原駅からタクシーで約5分。駐車場もあり。
  • 昭和電工川崎工場本事務所:JR川崎駅からバス、もしくはタクシーで15分程度。
  • 深谷商業高校/瀧宮神社:JR高崎線「深谷駅」から徒歩圏内。

特に地方の施設は、事前に営業時間や開館日を確認することが重要です。

ロケ地を訪れる際の注意点

“聖地巡礼”は、地域の方々の生活の場にお邪魔する行為でもあります。

訪問する際には、以下のポイントをぜひ守ってください。

  • 許可のない建物内への立ち入りはNG。敷地の境界を超えないよう注意。
  • 撮影禁止エリアではカメラを控える。観光案内所などで最新の情報をチェック。
  • ゴミの持ち帰りや静かな行動を意識して、地元の方に迷惑をかけない巡礼を。

“物語の舞台を守る”という気持ちが、次の誰かの感動につながる。それが聖地巡礼の本当の意味かもしれません。

エキストラ情報|実際に参加できるチャンスも

これまでの募集内容と応募方法

『波うららかに、めおと日和』では、一般のエキストラ参加者による撮影がたびたび行われています。

例えば、2025年4月7日には、千葉県印旛郡の「房総のむら」にて、通行人・商売人・学生・子供役など計70名が募集されました。

また、同月14日・21日・23日には、香取市佐原での撮影においてもエキストラ募集がありました。

応募はエキストラ事務所「Storm Rider(ストームライダー)」を通じて行われており、公式サイトに登録することで通知を受け取ることができます。

時代設定が昭和11年ということで、衣装や髪型などの規定も細かく、体験としてはかなり本格的。「本当にあの時代にいたみたいだった」という声も多数ありました。

参加者の声から見る、現場の雰囲気

実際に参加したエキストラの方からは、こんな声が聞かれます:

  • 「監督の演出がとても丁寧で、背景の私たちにも意味を持たせてくれた」
  • 「出演者とすれ違う瞬間のドキドキは忘れられない」
  • 「ロケ地の空気そのものが、“昭和”だった」

物語の一部として生きられる体験は、ドラマを観る視点を一変させてくれます。

“ただの観客”から、“物語の住人”へ。それがエキストラ参加の醍醐味です。

『波うららかに、めおと日和』ロケ地マップ|旅のしおりに

Googleマップでたどる聖地リスト

実際にロケ地巡りを計画するなら、Googleマップを活用したルート設定が便利です。

下記は、ドラマの主要ロケ地を整理した“聖地リスト”です。位置関係や移動時間を把握するだけでも、ドラマの空気感に触れる旅がぐっと現実味を帯びてきます

  • 千葉県香取市佐原:町並み観光中央案内処、夢時庵、共栄橋、テーラークサカベ
  • 千葉県立 房総のむら:掘割、川魚の店、武家屋敷、総屋
  • リストランテ カーザ・アルベラータ:柴原邸の門(佐原市内)
  • 旧・昭和電工川崎工場:帝国海軍中尉の職場
  • 深谷商業高校・瀧宮神社:なつ美の過去を映すロケ地(埼玉県深谷市)
  • 上総鶴舞駅:なつ美と瀧昌の出会いの場(市原市)

訪問の際には、それぞれの施設名や地図リンクをGoogleマイマップに登録しておくと、効率的に聖地巡礼ができます

ドラマの空気に触れる旅のすすめ

ロケ地巡りは、単なる観光ではありません

歩いた道、風の匂い、カフェで飲んだ一杯のお茶──それらがすべて、“物語を体に染み込ませる体験”になります。

「ここで、あのセリフが生まれたんだ」
「この窓から、彼女は外を見てたのかも」

そんなふうに、物語と自分の記憶が重なる瞬間こそが、聖地巡礼の醍醐味。

静かに、でも確かに──その土地に、ドラマの“ぬくもり”が残っているのです。

まとめ|“風景が語る物語”に、もう一度会いに行こう

『波うららかに、めおと日和』が多くの人の心に残った理由──それは、昭和という時代の物語を、風景そのものが語っていたからではないでしょうか。

門が開く瞬間、道を歩く足音、誰かの背中に落ちる光──そうした何気ない一瞬を大切に描くために、選ばれたロケ地たち。

それぞれの場所には、登場人物たちが残していった“心の温度”が、静かに宿っていました。

今回ご紹介したロケ地を、ぜひ自分の足で巡ってみてください。

そこに立ったとき、ドラマでは描かれなかった“その後”の物語が、きっとあなたの中で始まるはずです。

“物語が終わっても、風景はそこにある”

それが、ドラマとロケ地をめぐる旅の、本当の終わり方なのかもしれません。

📝 運営者の考察

『波うららかに、めおと日和』という物語が、これほどまでに人の心を揺さぶる理由のひとつは、「風景が感情を語っていたから」だと思う。昭和レトロなロケ地は、ただ過去をなぞる装置ではなく、誰かの選択や沈黙を代弁する舞台装置になっていた。門の重み、道の静けさ、駅の再会──どれもが物語の“もうひとつの登場人物”だったと感じている。聖地巡礼は、その“登場人物”に会いに行く旅でもあるのだ。

ここまで読んでいただき、心から感謝いたします。
またふとしたときに、思い出したように立ち寄っていただけたら嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました