日曜劇場『御上先生』全話あらすじ完全版！初回から最終話まで徹底解説

2025年1月期の日曜劇場『御上先生』は、松坂桃李さん主演の教育改革をテーマにした感動作です。

エリート文科省官僚・御上孝が、私立高校の教師として教育現場の問題に立ち向かい、生徒たちと共に成長していくストーリーが展開されました。

本記事では、初回から最終話までのあらすじを完全網羅し、物語の見どころや結末まで徹底解説します！

第1話〜第3話：御上孝の赴任と教育改革の始まり

日曜劇場『御上先生』の物語は、文部科学省のエリート官僚・御上孝（松坂桃李）が、突然の辞令で私立高校「隣徳学院」へ教師として赴任するところから始まります。

彼は、教育の未来をより良くするために官僚として制度を作る立場にいましたが、教育現場の実態を知らずして本当に改革ができるのか？という疑問を抱くようになります。

この物語では、御上が生徒たちとの交流を通じて教育の本質を問い直し、学校が抱える問題に正面から向き合っていく様子が描かれます。

エリート官僚から高校教師へ！御上孝の決意

御上孝は、日本最高峰の東京大学を卒業し、文部科学省で将来を期待されるエリート官僚でした。

しかし、ある日突然「隣徳学院への出向命令」が下されます。

文科省の説明では「教育の現場を知るための派遣」とされていましたが、実際には天下り斡旋疑惑の責任を取らされる形での左遷でした。

本来ならば屈辱的な左遷にもかかわらず、御上は前向きに受け止め、「現場を知り、教育を本当に変えるためのチャンス」と考えます。

こうして彼は、3年2組の担任として隣徳学院に赴任することになったのです。

生徒たちとの衝突と「考える力」の授業

隣徳学院に赴任した御上は、早速授業を開始します。しかし、従来の授業とはまったく異なる「考える力」を重視した指導を行い、生徒たちを困惑させます。

特に彼の授業は、「なぜ？」と生徒自身に考えさせるものが多く、受験対策に特化した教育を受けてきた3年2組の生徒たちにとっては異質なものでした。

• なぜ学校に通うのか？
• なぜ暗記ではなく、自分で考えることが大切なのか？
• なぜ知識だけではなく、社会に出たときに役立つ思考力が必要なのか？

このような問いを投げかける授業に対し、生徒たちは反発します。

特に新聞部の神崎（奥平大兼）は、御上の過去を調べ上げ、「官僚時代に天下り問題に関わっていたのではないか？」という疑惑を持ち始めます。

そんな中、御上の授業を受けた生徒たちは次第に影響を受け始め、「本当に大切なのは何か？」を考え始めます。

教育現場の問題点と御上の新たな挑戦

御上が学校生活を送る中で、隣徳学院が抱える深刻な問題が明らかになっていきます。

• 校長や理事長が「教育」よりも「学校の利益」を優先している
• 成績上位者ばかりが優遇され、特定の生徒が冷遇されている
• 文科省の官僚との癒着による不正な推薦枠が存在している

特に、ある生徒が成績優秀でありながら進学の道を閉ざされかけていることを知った御上は、学校経営陣と対立することになります。

また、校内に出回る謎の告発文「倭建命（ヤマトタケル）」の存在も、御上の目に留まります。

この告発文には、学校の裏側に隠された「不正入学」「政治家や官僚の息子・娘の優遇」などが示唆されており、御上は何者かがこの学校の腐敗を暴こうとしていることに気づきます。

こうして、御上は教師としてだけでなく、学校の闇を暴くための戦いに巻き込まれていくことになります。

御上が導き出した「教育の本質」とは？

御上は、生徒たちが受験のためだけの知識を詰め込むのではなく、社会に出たときに本当に必要な力を身につけることこそが教育の目的だと考えています。

しかし、それは現実の教育システムや学校経営陣の方針と真っ向から対立するものでした。

御上は、生徒たちに「何のために学ぶのか？」を問い続け、次第に彼らの意識を変えていきます。

それが、後の文化祭でのディベートや、学校の不正を暴く戦いへとつながっていくのです。

こうして、御上の戦いは次のステージへと進んでいきます。果たして、彼は学校を変えることができるのか？

第4話〜第6話：学校内の陰謀と謎の青年の存在

文化祭の議論対決！生徒たちの成長

文化祭のテーマをめぐり、生徒たちの間で意見が分かれます。

御上は彼らにディベートを課し、自らの考えを論理的に伝える大切さを説きます。

一方で、校内では謎の告発文書「倭建命」が出回り始め、不正入学の疑惑が浮上します。

御上の過去と兄の謎が明らかに

御上の兄・宏太（新原泰佑）は過去に学校で不正入学の問題を告発しようとして謎の死を遂げたことが判明します。

この事実を知った御上は、教育現場の腐敗を暴くためにさらに踏み込んだ行動をとることを決意します。

謎の青年・戸倉樹の正体とは？

一方、拘置所の近くに姿を見せる金髪の青年・戸倉樹（高橋恭平）が、隠された秘密を握っていることが判明。

彼はかつての隣徳学院の生徒であり、冴島（常盤貴子）がかばっていたことが明らかになります。

第7話〜最終話：文科省との対立と衝撃のラスト

御上孝の教育改革は、ついに文科省や学校経営陣との直接対決に突入します。

彼の授業によって成長した生徒たちは、御上を守るために立ち上がり、学校の不正を暴こうとします。

しかし、御上には文科省への帰還命令が下され、隣徳学院を去らなければならない状況に追い込まれます。

御上への帰還命令！生徒たちの反発

文科省は「隣徳学院の成績低下」を理由に、御上を即時帰還させる命令を出します。

しかし、これは表向きの理由であり、実際には御上の存在が学校の不正を暴く脅威となったための策略でした。

生徒たちは納得できず、御上を学校に留めるための署名活動を開始します。

一方で、理事長の古代（北村一輝）や文科省の槙野（岡田将生）は水面下で動き、御上を完全に追放しようと画策します。

学校の機密リーク！内部の裏切り者は誰？

そんな中、校内で「倭建命」と名乗る人物からのリークが続きます。

その内容は、隣徳学院が過去に行っていた裏口入学・政治家や官僚の子息優遇の証拠でした。

このリークによって、学校の評判は急落し、メディアも注目し始めます。

御上は、このリークをしたのが誰なのかを探る中で、ある意外な事実にたどり着きます。

それは、倭建命の正体が、冴島（常盤貴子）と戸倉樹（高橋恭平）である可能性でした。

御上は生徒を救えるのか？感動の結末

最終話では、御上が隠された証拠を文科省に突きつけ、学校改革を推し進めようとします。

しかし、文科省側も黙ってはおらず、隠蔽工作を行おうとします。

そんな中、生徒たちが自主的に立ち上がり、記者会見を開くという大胆な行動に出ます。

「私たちは未来を変えたい。先生と一緒に、正しい教育を作りたい！」

この生徒たちの行動によって、ついに学校の不正は公にされ、御上の戦いは一つの決着を迎えます。

御上は文科省へ戻ることになりますが、彼の残した影響は確実に生徒たちの心に刻まれました。

日曜劇場『御上先生』の感想と考察

教育現場に対する問題提起

本作は、教育制度の問題や権力構造を鋭く描き出し、多くの視聴者に衝撃を与えました。

生徒たちと御上孝の成長の軌跡

最初は反発していた生徒たちも、御上の指導によって自ら考え、行動する力を身につけていきました。

最終話の結末から見る今後の可能性

果たして御上の改革は成功したのか？それとも、教育の闇は未だに続くのか？

続編の可能性も含め、今後の展開に期待が寄せられています。

そしてラストシーンでは、新たな学校改革に挑む御上の姿が描かれ、物語は幕を閉じました。